【オートバックス】
太陽光発電事業を開始
オートバックスセブンは、太陽光発電事業を開始する。兵庫県三木市の西日本ロジスティクスセンター内の遊休部分とセンター内建物の一部屋根を利用する。4月に着工し、9月に竣工して、売電を開始する予定だ。初期投資額は約2億5000万円で、発電量は年間で約120万kWhを想定している。
ホームセンター業界では、福井県と石川県を地盤にホームセンターヤマキシを運営する山岸が、川北店(石川県川北町)で約1000kWのメガソーラーを設置し、2012年12月に稼働を開始している。同社は、田鶴浜店(石川県七尾市)、朝日店(福井県越前町)でも同事業を予定しており、合計約3000kWの太陽光発電事業を行う。年間発電量は300万kW/hを見込み、これは一般家庭約700世帯分の年間使用量に相当する。
コメリの捧賢一会長は、同社の広報誌『かざみどり』2012年春号の巻頭文で「コメリの屋根で太陽光発電事業を行いたいとの申し入れがあった。コメリの屋根面積は約50万坪で、東京ドーム約35個分の広さに相当する。標準化された店舗を1080店舗以上展開しているホームセンターは他にない。コメリが持つ店数から新たな産業が生まれる可能性がある」と述べている。