「買いたくなるPB」のつくり方

調達、開発、販促
人件費および物流費の上昇、原材料価格の高騰、海外勢との調達競争の激化──
食品小売の商品開発を取り巻く環境はかつてないほどに厳しくなっている。ただ、悪いことばかりではない。
終わりが見えない物価高の中、低価格ラインを中心とした食品プライベートブランド(PB)は着実に支持を集め 、ナショナルブランド商品からのブランドスイッチの動きもあって、その存在感はいっそう大きくなっている。
これまでのような商品開発が困難になる中、食品小売はどのような体制で、どんな商品を生み出そうとしているのか。
有力チェーン取材、消費者調査などを通じて、物価高時代の商品開発について考えてみたい。