ローソン、3〜8月期の営業利益は60%増、すべての事業が復調

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ローソンが発表した2021年3〜8月期の連結業績は、営業総収入が前年同期比8.0%増の3487億円、営業利益が60.0%増の267億円と増収増益だった。写真は、同社のロゴ。2017年12月4日に都内で撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 ローソンが発表した2021年3〜8月期の連結業績は、営業総収入が前年同期比8.0%増の3487億円、営業利益が60.0%増の267億円と増収増益だった。前年同期は新型コロナの影響で売り上げと利益が大きく落ち込んだが、すべての事業で営業増益となった。減損損失や新型コロナ関連の損失が減ったことで、純利益は約5.3倍の174億円となった。

 ローソン単体の業績は、営業総収入が0.8%増の1804億円、営業利益が31.9%増の164億円だった。ローソンストア100とナチュラルローソンを含む国内コンビニ事業の既存店売上高は1.6%増だった。客数は0.5%減だったが、客単価が2.0%増えた。

 主な子会社では、高級スーパーの成城石井の営業総収入が8.3%増の541億円、営業利益が11.6%増の57億円だった。駅ビルや商業施設内の店舗が好調で、巣ごもり需要によって自社セントラルキッチンで製造する総菜や生鮮品が好調に推移した。

 チケット販売を手がけるローソンエンタテインメントの営業総収入は9.4%増の232億円、営業利益は6.6倍の5億円となった。引き続きイベントの中止や入場制限が続いているものの、一部でコンサート開催の動きが出始めたほか、オンライン配信のチケット取り扱いが伸びた。

 映画館運営のユナイテッド・シネマは、感染拡大防止のための入場制限や時短営業の影響が出ているが、動員客数は回復傾向にあり、営業総収入は約2.4倍の91億円、8億円の赤字だった営業損益は5億円の黒字に転換した。

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