食品スーパー売上高、7月の既存店は0.5%の減収、6カ月連続のマイナス
全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の7月の売上高(速報値)は、既存店ベースで前年同月比0.5%減となり、6カ月連続で前年実績を下回った。前年同月は6.7%増と大きく伸びており、前年実績には届かなかった。19年7月と比べると、5.6%増だった。
商品部門別では、売り上げ全体の3分の1を占める生鮮3部門が4.0%減(19年7月比7.0%増)で、青果・水産・畜産のいずれも前年割れだった。一方、総菜は6.0%増と好調で、日配(1.6%増)と一般食品(1.2%増)も前年実績を上回った。日用品など非食品は4.6%のマイナスだった。
地域別では、北海道・東北(1.2%増)と中国・四国(1.0%増)がプラスだった。中部は横ばいで、関東(0.2%減)と近畿(2.1%減)、九州・沖縄(2.7%減)はマイナスとなった。
また、21年上半期(1〜6月)の売上高(確報値)は、5兆6546億円で、全店ベースで前年同期比1.2%減、既存店ベースでは1.9%減だった。全国6地域全てが既存店ベースで前年割れとなった。