ローソン 熊本県で地産地消型リサイクルの実証実験を開始
ローソン(東京都)は11月20日、熊本県内のローソン店舗の廃食油をリサイクルして製造したバイオディーゼル燃料を使用する地元生産地消型リサイクルの取り組みを開始した。
対象となるローソン店舗は熊本県内の約10店舗で、バイオディーゼル燃料を搭載したローソン店舗向け配送トラック(1台)が利用される。なお、同社が九州エリアで配送車にバイオディーゼル燃料を使うのは初めてとなる。
今回の実証実験では、熊本県内のローソン店舗で「からあげクン」などの揚げ物の調理後に排出される廃食油を回収・精製し、混合比5%のバイオディーゼル燃料を製造する。製造したバイオディーゼル燃料は、ローソン店舗へのチルド商品を配送するトラック1台の燃料として使用される。
この取り組みにより、配送トラック1台当たりの見込まれるCO2削減量は年間約2.33トンとなっており、今回の実験結果を踏まえ、今後も導入エリアの拡大が検討されるという。