余生、長くない?
現在は、65歳以上を高齢者とし、人口構成比率が7%を超えると高齢化社会、14%を超えると高齢社会、21%を超えると超高齢社会と言う。
この基準に従えば、すでに日本は2007年の総務省「人口推計」で65歳以上の人口が21.5%に達しており、超高齢社会に突入していることになる。
ここで見逃してはいけないのは、65歳以上を高齢者呼ばわりしている事実である。
高齢化社会の言葉の由来は1956年の国際連合の報告書と言われており、その時から、この基準は変わっていない。
ところが、その間、日本人は心身ともに、確実に若くなっている。
食べ物のせいか、ライフスタイルのせいか、何のせいかは分からないが、そのことはほとんどの方々も実感しているところだろう。
人生80年時代の中では、65歳以上を高齢者としてしまうと、残り15年が余生になるわけだが、15年という時間は余生というにはあまりにも長い。
しかも、今の日本には15年間の余生への対策はほとんどない。
せめて75歳以上、平均寿命で言えばあと5年というところを高齢者との線引きにすることが現実的なのではないだろうか?
その間は、懐具合に応じて、働くもよし、遊ぶもよしだ。
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