“大人”とは子供の想像の産物だ
不惑の40歳を越えてからずいぶんと経つが、自分が想像していた未来の自分とずいぶん違うのにびっくりしている。
童顔なのは仕方がないにしても、もっと思慮深く、安定した大人になっているものだと勝手に思っていた。
しかし現状を、自己評価するなら、精神的な成長は30代で止まったまま。気分はいつも20代である。
こんな人間は、私だけだろうと落ち込んでいたら、結構多くの友人知人が、同じような考え方を持っているようなので少し安心した。
最近、サッポロビールの流しているコマーシャルのなかで、46歳のリリーフランキーさんが、俳優の妻夫木聡さんに語っている。
「“大人”とは子供の想像の産物だ」と。
確かに子供の頃は、大人の言うことや実際の行動は間違いないと盲信したものだ。でも、振り返ってみると、そんなことは全くなかった。むしろ、間違っていた大人の方が多いくらいだ。
たとえば、現在のケータイマナーの悪さをひとつとっても、大人と子供に大きな差があるようには思えない。
とはいうものの、いつの時代も大人は子供の憧れの的であって欲しいものではある。
ただ、大人の立場としては、自分の中にあるギャップのことはあまり気にしないようにして、これからの人生も歩んでいきたい。
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