名前を変えて需要を起こす
もう30年も前のこと。丸首長袖シャツは「トレーナー」と命名された途端、急激に売れ始めた。
「スニーカー」も同じだ。
1977年にリリースされた原田真二さんのデビュー曲『てぃーんず ぶるーす』の歌詞に出てくる、スポーツシューズは「ズック」だった。
79年にチューリップが『虹とスニーカーの頃』というタイトルの楽曲を発売しているので、この2年間のどこかで「スニーカー」という名前が普及し、商品は大ヒットを遂げた。
ただ名前を変えるだけで商品が爆発的に売れることがいまもあるとするならば、われわれ小売業もうかうかしてはいられない。
時間のあるときにでも、普及していない商品名やカテゴリー名探しをしてみたい。
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは -
2024/02/23
「ダイソー」創業者・矢野博丈さんが「会社は潰れるもの」と考えて経営にあたった真意 -
2023/10/30
スポーツの番狂わせと企業の好調要因がどちらも「偶然」ではない理由
この連載の一覧はこちら [1787記事]
![千田直哉の続・気づきのヒント](https://diamond-rm.imgix.net/wp-content/uploads/2021/05/20210514_chiefblog.jpg?auto=format%2Ccompress&ixlib=php-3.3.0&s=ebefbdfd159307ddf75e7a10016248a0)