『JIN‐仁‐』を観ながら感じたこと
テレビドラマの『JIN‐仁‐』がこの6月26日に最終回を迎えた。 ビデオリサーチの関東地区調べでは視聴率は26.1%と高い数字を叩き出した。
もうあえて説明するまでもないだろうが、ストーリーは、江戸時代にタイムスリップした脳外科医の南方仁が、十分な医療器具がない中で人々の生命を救いながらも、幕末の動乱に巻き込まれていくというものだ。
そして、毎回、観ていて感じたのは、出演者が弾んで芝居をしていることだ。
主役南方仁役の大沢たかおさん、橘咲役の綾瀬はるかさんはもちろん。中谷美紀 さん、内野聖陽さん、小出恵介さん、桐谷健太さん、藤本隆宏さん、市村正親さん、中村敦夫さん、佐藤隆太さん、市川亀治郎さん、麻生祐未さん、小日向文世さん…心から楽しんで演じているように見えた。
中には、「この人は“ダイコン”じゃなかったっけ」というような人たちも熱演・好演している。
台本のよさもあるのだろう。照明、音声、カメラなどの裏方さんの努力もあるのだろう。
そんなことが相まって、現場のパワーに牽引されるような格好で、すべての俳優さんたちが実力以上のものを出し切り、面白さにはさらに磨きがかかったような気がする。
強い組織というのは、そういうところがあり、チームが各人のモチベーションを高め、ひとつのゴールに向けて自然と猛進するものだ。
チームが本当の意味で一丸となるから、思いもしない驚異のパワーを発揮する。
『JIN‐仁‐』を観ながら、わが編集部も常にそんなチームでありたいものだと羨ましく思った。
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