イオンが脱炭素ビジョンに向け、ソーラーカーポートの設置拡大を発表
イオンは5月2日、「イオンモール」「イオンタウン」などの大型商業施設の駐車場に、屋根部分に太陽光パネルを設置した発電装置であるソーラーカーポートの設置を拡大すると発表した。
これまで平面駐車場にソーラーカーポートを設置する場合、太陽光パネルの下に自動車車庫の用途が発生することは建築基準法の対象だったが、2022年9月1日に、一定の条件を満たすことで同法の対象外とすることに改正されたため、同社が有する駐車場を利用した創エネが進めやすくなった。
4月に開店したイオンモール豊川には、商業施設のソーラーカーポートでは最大級となる1300kWの発電容量を持つ大規模なカーポートを設置、一般家庭の約350世帯分に相当する電力を施設内で利用する。
今後もイオンは、イオンモール全店を含めた施設への設置拡大を進めることで、2018年に策定した「イオン脱炭素ビジョン」にある店舗で排出するCO2等を総量でゼロにする目標を、2040年までの当初計画より前倒しでの達成をめざすとしている。