前を向かないで歩く人が増えています
前を向かないで歩く人が増えている。ケータイメールやiモードにいそしんでおり、周囲の状況には無頓着だ。雑誌や書籍を読みながら歩く「二宮尊徳」然とした者もいる。その上、キャリーバッグを引き、ヘッドホンで耳をふさいでいる曲芸師のようなつわものもいるから、自転車に乗る時には相当の緊張を強いられるようになった。
振り返れば、これまで、幾度、自転車で転倒しただろう。6歳頃から乗り始めたから、多めに見て40(年)×300(日)=1万2000(回)の乗車機会。転んだのが、漠と12回とすると、転倒率は0.1%になる。
今年7月から、都道府県公安委員会規則で禁じられていた自転車の3人乗りが解禁される。充分な強度があり、駐車時に転倒しにくいなど、基準に適した新型自転車であれば、3人乗りを容認する。
すわ、ビジネスチャンス到来か?!
だが、先の転倒率でいけば、3人乗りをしている1000人に1人が転ぶ計算になる。改正は忙しいママにとっては朗報かもしれない。しかし、いまの歩行者の状況や同乗者が6歳未満の幼児2人ということを考慮すると、要再検討だと思う。
『チェーンストアエイジ』誌2009年5月1日号
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