祝サッカー日本代表ワールドカップ緒戦快勝 でも上には上がある!

2010/06/15 00:00
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 小学生のころ、区内のスポーツ大会があり、ソフトボールを68m投げる同級生がいて本当に驚かされた。私の記録は約40mと平均よりやや上のレベル。特別表彰される彼を眺めながら、「プロ野球選手にでもなるのだろうな」と羨ましく思ったものだ。しかし、その後の消息はまったく知らない。

 

 そのことから考えると、ボストン・レッドソックスに所属する松坂大輔選手は、たぶん、小学生のころは、神童と呼ばれ、地域内外で大変な存在感を見せていたに違いない。

 中学生のころもそうだろうし、もちろん高校に入ってからも飛びぬけていた。

 高校3年生の夏の甲子園大会の決勝で、ノーヒットノーランを達成するくらいなのだから、“松坂世代”に属するどんなプロ野球選手よりもずば抜けていたはずだ。

 

 西武ライオンズに入団してからも同じだ。

 108勝60敗。松坂大輔選手は、日本一のピッチャーの座を長く守り続けてきた。

 

 ところがメジャーリーグに入りしてからはどうだろうか?

 決して二流ではないが、ケガに泣かされていることもあり、超一流というレベルにはほど遠い。

 

 ナンバーワンにしかなったことがなかった松坂選手でさえ、上には上がいるということを思い知らされたはずだ。

 

 そして、上には上があるというのは、野球の世界だけの話ではない。

 さきほど、カメルーンイレブンに快勝したサッカー日本代表の選手たちも、どこかの段階で同じようなことを味わっているのだろう。

 

 小売業の世界も同様であり、「当社の店舗は世界最高、他社は参考にする必要がない」と自惚れたとしても、必ず、世界のどこかには、それを超える店舗はあるはずだし、仮にその時点で世界一だとしても、いつか後生に追い抜かれることになる。

 

 これでいいと思った瞬間に、成長は止まってしまうものだ。

 

 だからこそ、謙虚さを持ちながら、常に上には上がいることを肝に銘じて、事業や生活に臨みたいものだ。

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