【ユニーファミマ】18年2月期の事業利益は19.0%増、実質減益
ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が発表した2018年2月期の連結業績(国際会計基準)は、売上高に当たる営業収益が前期比51.1%増の1兆2753億円、事業利益(日本基準の営業利益に相当)が19.0%増の662億円だった。
同社はユニーグループHDとファミリーマートの合併により2016年9月に発足しており、17年2月期はユニーグループHDの上半期の業績が含まれていない。それを含めたベースで比較すると、18年2月期の営業収益は0.6%増、事業利益は12.8%減で実質減益となる。コンビニエンスストア事業において、「サークルK」「サンクス」の「ファミリーマート」への転換を進めており、そのコスト負担が利益を押し下げた。店舗ブランドの「ファミリーマート」への統合は18年11月末までに完了する予定だ。
19年2月期は既存店の強化を重点的に進める計画で、店舗ブランドの統合や既存店の建て替え・改装、商品力の強化などを含め、前期より150億円多い1400億円の投資を行う。セグメント別では、コンビニ事業(HDと新規事業を含む)に1270億円、GMS(総合スーパー)事業に130億円を投じる。
19年2月期の連結業績は、営業収益が0.4%減の1兆2702億円、事業利益が16.7%増の773億円を見込む。