【コスモス薬品】 営業利益は9.2%増の186億円、16年5月期
ドラッグストア大手のコスモス薬品(福岡市)が発表した2016年5月期の連結業績は、売上高が前期比9.5%増の4472億円、営業利益が9.2%増の186億円だった。会社予想を売上高で約72億円、営業利益で約12億円上回った。
食品の売上高が10.4%増の2471億円と全体をけん引した。売上全体に占める食品の割合は55.2%と前期より0.4ポイント高まった。
新規出店に関しては中部地区4店舗、関西地区16店舗など新しい商圏への新設も含めて計89店舗を出した。この結果、期末店舗数は738店舗となった。
17年5月期は移転新築を含めて93店舗と新規出店をさらに加速させる。ドラッグストア大手ではM&A(合併・買収)による規模拡大が活発だが、コスモス薬品は自前出店による成長にこだわる。今期の売上高は9.6%増の4900億円を見込んでおり、5000億円の大台にあと一歩と迫る。新店投資負担もあり、営業利益は0.3%増の187億円と微増の見通しだ。