【スギHD】 減益予想から一転、営業最高益を更新、15年2月期
ドラッグストア大手のスギホールディングス(愛知県安城市)が発表した2015年2月期の連結営業利益は前期比3.8%増の208億円だった。会社予想は0.5%減の200億円と5年ぶりの減益を見込んでいたが、一転して過去最高益を更新した。
調剤薬局を含むスギ薬局事業の既存店売上高は2.9%増と好調だった。客数は1.0%減ったが、処方箋の取り扱いが増えたこともあって客単価が3.9%増えた。期中に59店舗を新設(27店舗を閉鎖)した結果、連結売上高は5.1%増の3836億円となった。
16年2月期の連結業績は、売上高が5.6%増の4050億円と4000億円を突破する見通し。調剤薬局併設型店舗の積極的な新設を継続していく。営業利益は5.5%増の220億円と6期連続の最高益を見込む。