【コンビニ大手】 セブンとローソンは増益、14年3~11月期
コンビニエンスストア大手4社の2014年3~11月期決算は、セブンーイレブン・ジャパンとローソンの上位2社が営業増益を達成する一方で、ファミリーマートとサークルKサンクスは減益と明暗が分かれた。
セブンイレブンはプライベートブランドの「セブンプレミアム」「セブンゴールド」の品揃え強化による差別化が奏功、カウンターコーヒー「セブンカフェ」も年間販売目標を6億杯から7億杯に引き上げるなど好調で、既存店売上高は前年同期比2.4%の増収を確保。国内総店舗数は858店舗純増の1万7177店舗となり、チェーン全店売上高は6.1%増の3兆312億円と3兆円を超えた。15年2月期通期では初の4兆円達成を見込む。
一方、他の3社の既存店売上高(単体ベース)はローソンが1.0%減、ファミマが1.5%減、サークルKSが4.1%減といずれもマイナスだった。
この結果、各社の営業利益はセブンイレブン(単体)が3.8%増の1700億円、販売管理費を抑制したローソン(連結)が9.1%増の597億円と増益を確保したが、ファミマ(同)は12.5%減の317億円、サークルKS(単体)は14.4%減の84億円となった。
15年2月期通期でもセブンイレブンとローソンは営業増益を見込むが、ファミマとサークルKSは減益となる見通しだ。