【SC売上高】 12月の既存店は0.2%減、2ヵ月ぶりのマイナス
日本ショッピングセンター協会が発表した2013年12月の国内ショッピングセンター(SC)の既存店売上高は前年同月比0.2%減となり、2ヵ月ぶりに前年実績割れとなった。
月前半は気温が高めだったことやセール前の買い控えなどがあり、衣料品を中心に苦戦した。後半は気温の低下や年末セールなどでコートなどの冬物衣料の売れ行きが回復、ギフト需要も堅調だったが、前半の落ち込みを挽回できなかった。前年に比べて土曜日が1日少なかったこともマイナス要因となった。
地域別では、北海道、関東、四国、九州・沖縄が前年同月比でプラス、中国が横ばいだったが、他の4地域はマイナスだった。北海道はアジアからの訪日客が増えたことなどで3.2%増と好調、競合施設が増えて客の分散傾向が見られる近畿は1.9%減とマイナス幅が最も大きかった。