【米ウォルマート】 香港2番手スーパーの売却に応札か、ロイター報道
ロイターは8月7日、香港で2番手のスーパーマーケット(SM)企業であるパークン・ショップ(PARKnSHOP)の事業売却に関する入札に米ウォルマートが応札を検討していると報じた。
パークン・ショップはアジアで有数の企業コングロマリットであるハチソン・ワンポアの小売部門、ASワトソンの100%子会社で、香港およびマカオ、中国南部で345店舗を展開。2012年度の売上高は217億香港ドル(約2700億円)となっている。
ハチソン・ワンポアは7月20日、パークン・ショップ事業について「戦略的見直しを行っている」との声明を発表、売却プロセスに入っていることを事実上、認めている。
パークン・ショップは香港ではシンガポール系のデイリーファームに次ぐ2番手のSM企業で、両社が香港では7割強の市場シェアを持つとされる。
ロイターは日本のイオン、オーストラリアのウールワース、中国の華潤創業(チャイナリソーシズ)などの事業会社のほか、米国の複数の投資ファンドが応札を検討しているようだと報じている。