【ゼンショー】営業利益予想を47億円引き下げ、既存店が苦戦、12年3月期
牛丼チェーン「すき家」などを展開する外食大手のゼンショーホールディングスは4月17日、2012年3月期の連結営業利益が従来予想より47億円少ない209億円になりそうだと発表した。前期比では18.8%の増益で過去最高益を更新するものの、既存店の苦戦などで予想利益を大幅に下回る。
売上高は従来予想より13億円多い4030億円(前期比8.7%増)となりそうだが、下期(11年10月~12年3月)の既存店売上高は2.5%のマイナスとなった。
また、米国レストラン子会社「カタリナ・レストラン・グループ」が業績不振で赤字となることから、のれん代の減損損失約20億円を計上するため当期利益は従来予想比55億円減の30億円にとどまり、前期に比べて36.6%の減益となる。
13年3月期の連結業績については、売上高4361億円、営業利益273億円、純利益123億円の増収増益を見込んでいる。