【全国スーパー】11年の既存店売上高は0.8%減、全店ベースでは8年ぶりのプラス
日本チェーンストア協会がまとめた加盟60社(8086店舗)の2011年の年間売上高は12兆7024億円余りで、全店ベースでは前年比2.8%増、既 存店ベースでは0.8%減だった。既存店ベースでは15年連続の前年割れだが、全店ベースでは03年以来8年ぶりのプラスに転じた。
一部の企業が出店を積極化させたことで全体の売り場面積が3.6%増えたことが、全店ベースでプラスとなった主な要因。そのほか、東日本大震災発生後の まとめ買い需要や復興需要、夏場の節電対応によって発生した新たな需要などが追い風となり、既存店の減収幅が3年ぶりに1%未満となったことも大きかっ た。
商品部門別の既存店売上高は、食料品が1.1%減、衣料品が2.4%減、住関品が0.1%増だった。
同時に発表した11年12月の売上高は全店ベースが3.7%増、既存店ベースは0.6%の減少で、既存店は5ヵ月連続のマイナスとなった。