【独メトロ】11年度決算の通期予想引き下げ、クリスマス商戦の出足不調

2011/12/08 15:00
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 ドイツ最大手で世界第4位の小売業、メトログループは12月6日、2011年12月期の決算予想を引き下げ、減収減益になりそうだと発表した。

 

 クリスマス商戦の出足が不調なのが直接的な要因。背景にはユーロ圏各国の債務危機問題や緊縮財政、高い失業率などで人々の消費意欲が減退していることがある。ユーロ安が続いていることも売上げと利益の押し下げ要因となる。

 

 前期の売上高は673億ユーロ、税引き前・金利支払い前の利益(EBIT)は24億ユーロだったが、今期は売上高、利益ともこれをわずかに下回りそうだという。

 

 同社の11年1~9月期の業績は、売上高が前年同期比0.6%減の472億ユーロ、EBITが16.5%増の10億ユーロだった。

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