【米ウォルマート】国内事業の既存店は0.9%の減収、9四半期連続のマイナス

2011/08/18 10:29
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 米ウォルマート・ストアーズが発表した2011年5〜7月期の米国事業部門の売上高は既存店ベースで前年同期比0.9%の減少で、9四半期連続のマイナスとなった。同社は今年6月、主力のスーパーセンター業態の10分の1のサイズの小型食品スーパー「ウォルマート・エクスプレス」の出店を始めたほか、食品スーパー「ネイバーフッド・マーケット」の店名を「ウォルマート・マーケット」に変更し、出店を加速する方針を示しているが、低迷する米国事業の立て直しにはまだ時間がかかりそうだ。

 

 米国事業の新店を含む全店ベースでの売上高は0.4%増の648億ドル、営業利益は2.1%増の49億ドルだった。

 

 ただ、会員制卸売店のサムズ・クラブ事業と国際事業は共に好調で、会社全体での売上高は5.5%増の1086億ドル、営業利益は3.1%増の63億ドルとなった。国際事業はドル安の恩恵もあって売上高を16.2%増の300億ドルに伸ばした。英国、カナダ、ブラジル、中国がとくに好調だった。

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