【外食売上高】7月は0.4%増で震災後初のプラス、焼き肉は14%減
日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比0.4%増と東日本大震災のあった3月以降、初のプラスとなった。3月は10.3%減、4月は2.8%減、5月は2.0%減、6月は0.2%減と回復基調にあったが、自粛ムードも和らいで5ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
ただ、焼き肉店は集団食中毒事故や放射能汚染問題の影響で14.0%のマイナスと3ヵ月連続の2ケタ減に苦しんだ。ハンバーガーチェーンなど洋風ファーストフードは昨年のヒット商品やキャンペーンの反動もあって3.7%減、持ち帰り米飯・回転寿司も3.0%減と前年割れだった。
一方、立ち食いそばやセルフサービス式うどん店など麺類ファーストフードは「冷やし麺」などがよく売れて11.7%の2ケタ増、洋風ファミリーレストラン、牛丼チェーンなど和風ファーストフードもそれぞれ5.0%増、4.0%増と堅調だった。