【米BJ’s】会員制卸の3番手、投資ファンドが買収

2011/07/01 16:29
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 米会員制卸店のBJ’sホールセール・クラブ(マサチューセッツ州)は6月29日、投資ファンドのレオナルド・グリーン&パートナーズ(LGP)とCVCキャピタル・パートナーズが同社を買収することで合意したと発表した。

 

 LGPとCVCは1株当たり51.25ドルでBJ’sの全株式を買い取り、会社は上場廃止となる。株主総会での合意を経て、今年度第4四半期(2011年11月~12年1月)中に買収手続きを完了する予定。

 

 BJ’sは米東部を中心に15州で190店舗を展開。会員制卸ではコストコ・ホールセール、ウォルマート・ストアーズ傘下のサムズ・クラブに次ぐ業界3番手。11年1月期の業績は営業収益(会費収入を含む売上高)が8.2%増の108億ドル(約8810億円)、営業利益は8.6%減の2億ドル(約168億円)。店舗数では最大手コストコの3分の1強、売上高では約7分の1と規模の面で大きく差をつけられている。

 

 LGPとCVCはBJ’sを買収後、店舗網の薄い西海岸などで出店を増やし、同社の企業価値を高めた上で再上場を目指すものと思われる。

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