【スギHD】新店効果などで増収増益に、第2四半期で挽回
ドラッグストア大手のスギホールディングスが発表した2010年度上半期(3~8月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.2%増の1522億円、営業利益が13.6%増の70億円だった。第1四半期(3~5月)は前年同期の新型インフルエンザ特需の反動などで減収減益に終わったが、第2四半期(6~8月)は中核事業会社のスギ薬局の既存店が6月、7月と増収になるなど堅調で、上半期での増益に結びついた。
事業セグメント別ではファーマシー事業(スギ薬局)が34店の新設効果(閉鎖は5店)と処方箋調剤の伸びなどで売上高が4.2%増の1072億円、営業利益が1.5%増の67億円となった。ドラッグ事業(飯塚薬品、ジャパン)は、新設1店、閉鎖5店で店舗数が211店に減ったことで売上高は2.9%減の435億円となったものの、販売管理費を3.1%削減、営業利益は27.0%伸びて9億円となった。治験事業は9300万円の営業赤字だった。
11年2月期通期では売上高3085億円(5.1%増)、営業利益112億円(10.4%増)、純利益67億円(30.3%増)の増収増益を見込む。