10分で届く宅配スーパー「OniGO」利用体験記! オーダーミス発生も”許せた”理由 

2022/03/07 05:55
雪元 史章 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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 「10分で届く宅配スーパー」を標榜し、都内一部地域で食品や日用品の短時間宅配事業を展開するOniGO(東京都/梅下直也社長:サービス名も「OniGO」)。コロナ禍でネットスーパーへの需要が急増するなか、「注文から10分で商品を届ける」という“超短時間”での宅配サービスに注目が集まっている。晴れて筆者の自宅も対象エリアになったため実際に利用してみたところ、既存のネットスーパーや宅配サービスとは異なる鮮烈な買物体験をすることとなった。

「OniGO」とは?

 OniGOキャプチャ

 OniGOがサービスを開始したのは昨年8月。東京都目黒区の学芸大学エリアを対象に注文から「10分で宅配する」ことを標榜し、メディアでも大きく報じられた。こうした“超短時間”での宅配サービスはQコマース(クイックコマース)と呼ばれ、コロナ禍でネットスーパー・宅配事業への需要が高まるなか、世界的にプレーヤーが増えている市場である。

  OniGOはダークストア(物販を行わない配送専用の店舗)を拠点とし、そこから生鮮食品や冷凍食品、酒類、日用品、ベビー用品など約700点を即時配送する。注文は専用アプリで行い、ダークストアでピッキングスタッフが梱包まで行い、配達スタッフが電動自転車でユーザーの手元まで届けるという流れだ。配送料は注文金額に関わらず一律300円である。

  ダークストアは現在都内3カ所に設置されており、各ダークストアから半径12km圏内が配送エリアとなる。今のところ、目黒区、世田谷区、品川区の一部エリアでOniGOの利用が可能である。

スーパーとほとんど変わらない価格設定

  筆者が住む世田谷区南部の自宅は当初配達エリアではなかったが、最近になってOniGOのチラシが入るようになり、利用できることが判明。少し間が空いてしまったが、担当する雑誌の編集作業が佳境を迎えていた3月上旬のある日、利用することにした。

  余談だが、このように仕事に追われているときはフードデリバリーを利用することが多い。某カレーチェーンの「ハンバーグカレー(3辛)」や、タイ料理専門店の「ガパオライス(激辛)」といったジャンクなメニューを摂取して気合いを入れるのだが、やはり栄養面と胃腸への影響が気になるところだ。

 そしてこの日は無性にサラダが食べたい気分。しかしサラダ専門店から取り寄せると下手をすればカレーよりも価格が高く、また個人的にあまりそそられるメニューがない。かといってサラダの材料を買いにスーパーまで行く時間的余裕はない。

 

筆者注文時の会計画面。価格はスーパーとほとんど変わらない印象
筆者注文時の会計画面。価格はスーパーとほとんど変わらない印象

 前置きが長くなったが、そこでOniGoを利用してみることに。アプリをダウンロードしてメニューを覗いてみると、スーパーと遜色ないとまでは言えないが、野菜や果物、精肉、酒、飲料、チルド総菜、冷凍食品、日用品など必要十分な品揃えだ。有機野菜や冷凍の弁当、非食品では抗原検査キット、「ソーダストリーム」のシリンダーなどもあり、今日の消費ニーズに対応した商品が多い。

  少し悩みつつ、サラダ用の「有機ベビーリーフ」「ミニトマト」に加え、冷蔵庫で切らせていた「炭酸水1Lボトル」2本、「納豆パック」をついで買い。金額は税込855円と、近隣のスーパーと比較してもそれほど高くついた印象はない。とくに炭酸水1L1本換算で100円を切っており、かなり安いのではないか。配送料は通常300円のところ、初回利用ということで無料になった。

 

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記事執筆者

雪元 史章 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

上智大学外国語学部(スペイン語専攻)卒業後、運輸・交通系の出版社を経て2015年ダイヤモンド・フリードマン社(現 ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。

企業特集(直近では大創産業、クスリのアオキ、トライアルカンパニー、万代など)、エリア調査・ストアコンパリゾン、ドラッグストアの食品戦略、海外小売市場などを主に担当。趣味は無計画な旅行、サウナ、キャンプ。好きな食べ物はケバブとスペイン料理。全都道府県を2回以上訪問(宿泊)済み。

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