25年8月1・15日合併号 独創する!ローカルスーパー

大手食品スーパー(SM)の出店拡大、人口減少、少子高齢化……ローカルスーパーを取り巻く環境は年々厳しさを増しています。
ただ、そうした環境下でも地域の根強い支持を獲得し、成長を続けているローカルSMは全国に存在するのも事実。
苦境をはねのけ成長基調にあるローカルスーパーは、どのような戦略によって地域の支持を集めているのでしょうか。
注目のローカルスーパー7社を取材・調査し、その秘訣に迫りました。
編集後記
恒例のローカルスーパー特集です。近年は大手チェーンや急成長チェーンの“越境出店”が相次ぎ、ローカルの競争環境が激変しています。人口減少という大きな問題に加えて、他エリアからやってきた競合との戦いにも向き合わねばならない、いっそう難しい局面となってきました。
強みをさらに伸ばす、一つのことを愚直に突き詰める、大手にはできないことをやる──方向性はさまざまですが、本特集で取り上げている企業の多くは、強い危機感から自社の経営を磨き上げ、地域で支持を獲得しています。
ピンチをチャンスに。ありきたりな言葉ですが、厳しい環境だからこそ強いビジネスモデルが生まれてくるのだと思います。
普段はかなりの出不精で、旅行に行っても「疲れる前に帰る」のが理想です。ですが、そんな私がつい行動的になってしまうワードが「スーパー」です。
先日、和歌山県南部に旅行で訪れた際も、「太地町に面白いスーパーがある」という地元の方の一言に反応してしまい、1時間かけて「太地漁協スーパー」まで向かい、その後も勝浦で「Aコープなち店」、新宮ではオークワ2店舗を見学。結果的に、「疲れる前に帰る」方針はあっさり崩れ、くたくたに。「旅行中は“スーパー“という単語を耳に入れないように気をつけている」と夫。仕事柄とはいえ、スーパーと聞くと知らず知らずのうちにスイッチが入ってしまうようです。





「地域密着」だけではもう勝てない! 自分の土俵で勝負するローカルスーパーの生き様
































