日本チェーンドラッグストア協会の池野隆光新会長が語るドラッグストアに突き付けられた課題と未来
予防・治療・介護の問題を
ドラッグストアが受け止める
たとえばSDGsの中核である環境問題では、買物袋や返品、総流通コストの削減などに対してJACDSが積極的に取り組む必要があると考えている。
また、フードロスも話題になっている。これは食品スーパーやコンビニエンスストアの問題という印象があるが、ドラッグストアも食品の取り扱いが増加している。食品スーパーの団体等と情報を共有しながら、何かしらの対策を考えていきたい。
システム関連では、RFID(電子タグ)など行政の積極的な支援をいただきながら推進できるとすれば、流通業界の活性化、合理化が可能になってくると期待している。
医療・福祉の問題では、高齢社会の中でドラッグストアの果たす役割がとても大きく、予防・治療・介護領域の社会的な問題をワンストップで受け止められるのはドラッグストアだろうと考えている。私たちは行政や医療機関、日本OTC医薬品協会や日本薬剤師会など各団体との連携を積極化していきたいと考えている。
私たちJACDSは「尊敬される企業集団」をめざす。
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