独自のAIを活用した空調制御サービス「おまかSave-Air」 商業施設の快適性と省エネの両立へ

2021/07/01 07:20
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ショッピングモール

コロナ対策で換気量が増し空調コストが心配な2021年の夏、まったく新しい独自のAI(人工知能)自動チューニング機能搭載 空調制御サービスが、快適性と省エネの両立という、商業施設の「難題」を解決する

コロナ禍、スーパーマーケット(SM)をはじめとした商業施設では、例年以上に換気対策が重要になっている。これから暑い夏を迎えるなかで、十分な換気を維持しながらの空調コストの管理に頭を悩ませる事業者は少なくない。関西電力がこの7月1日より関電エネルギーソリューションKenesケネスとともに提供を開始した『おまかSave-Air』は、まったく新しい独自のAIチューニング機能を搭載した空調制御により、施設や店舗内での快適な空間づくりを可能にするものとして、注目を集めている。

関大電力の担当者3名

店舗の「快適性」と「省エネ」の両立の課題を解決

 多くの買物客でにぎわう商業施設などのスペースでは、空調制御による「快適性」の提供という視点が第一に求められてきたが、コロナ禍により「安全・安心」を確保した上で、エネルギーコストのさらなる削減が不可欠となっている。商業施設のエネルギー消費の半分弱のウエートを占める空調も例外ではなく、デマンドコントローラーやエネルギー・マネジメントシステムの導入、あるいは人的対応によるさらなる省エネ対策を講じる必要が出てきている。また、地球環境対策としてCO2削減、脱炭素社会実現への関心も、年々高まってきており、商業施設においても省エネ目標の達成が社会から期待されている。

 「今の時代の商業施設には、快適性と省エネの両立が求められていますが、これまでのさまざまなサービスは、この課題の同時解決に応えられていなかったのではないでしょうか」と関西電力ソリューション本部の山口氏は語る。

 たとえば、導入のハードルが比較的低いとされているデマンドコントローラーは、暑さ厳しい夏、凍えるような冬といったとくに空調に負荷がかかる時期には、電力デマンドの削減(=電力基本料金の抑制)に効果を挙げるが、施設内の空調環境が損なわれがちであるうえ、年間での省エネという点からはメリットが得にくいといわれていた。一方、センサーを活用したエネルギー・マネジメントシステムの場合は、年間を通して効率性が発揮されるが、高価であり、運用には専門性が求められるため、導入可能な施設は限られる。最も手軽な省エネ対策は従業員によるこまめな空調管理であるが、現場スタッフに負担がかかり継続が難しいなど、いずれも課題の解決に満足できるものではなかった。

 そこで、関西電力とKenesが、従来の空調制御サービスで培った豊富な経験をもとに、独自の技術を採用して生まれた、選択可能なモードごとのAI自動チューニングを搭載した新しい空調制御サービス『おまかSave-Air』を開発した。空調室外機に外部制御用のコンピュータを取り付け、利用環境などに応じて独自開発のロジックで空調室外機を自動で制御することにより、快適性を損なわずに、空調エネルギーの省エネを図るというものだ。

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