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AIカメラの活用で複数パターンの動画を配信するデジタルサイネージの活用を提案

サイネージのイメージ

サイバーエージェント(東京都/藤田晋社長)の連結子会社で動画広告を軸に企業のマーケティング支援を行うCyberBull(東京都/中田大樹社長、以下サイバーブル)は、スーパー(SM)やコンビニエンスストア(CVS)等の小売店の販促活動を支援する専門組織「リテールメディア開発室」で、店頭サイネージ用の販促動画コンテンツの制作を開始した。

サイバーブルは動画を柱として、スマホユーザーの新規獲得などのアプリマーケティング、食品・消費財メーカーを支援するブランドマーケティング、海外向け及び日本企業の海外進出を支援するグローバルマーケティングを事業の柱としているが、この度AIカメラを活用し、小売店の店舗のデジタル化推進や、店頭サイネージによる販促活動を支援するメーカー及びリテール向けの店内販促に参入する。

 いわゆるデジタルサイネージは既に広く普及しているが、今回同社の提案するソリューションにより、設置するタブレットのカメラを活用することで、デモグラフィック属性に応じたCMを配信することや、将来的にはタブレット上で流すCMが来店客に到達したか、などのデータ収集、活用などの可能性も考えられる。動画作成に関しては、クリエイティブディレクター、エディター、カメラマン、キャスティングなど様々なクリエイティブ人材が在籍しており、社員の半数以上が動画の「制作」に携わっているため、デモグラフィックのみならず天気や曜日、時間、エリアなどに適した店頭サイネージへの配信など、複数パターンの動画制作などに対応できることが同社の強みだ。

 また、従来と比べるとタブレット端末のコストも下がっており、同じ費用で設置台数を増やすことが可能になっている。紙のPOPをタブレット端末に代替することで、人手不足への対策にもつながることも期待される。