店舗売上アップ!店とEC一体化、スポーツ用品ヒマラヤのアプリ戦略とは
EC注文分も出荷は店舗から
早期からオンライン販売に注力してきた同社では、店舗在庫とEC在庫を分けることなく管理、出荷できるようシステム化されているのが大きな特徴だ。すでにEC化率は3割に近づいているが、店舗全体で1日あたり1万5,000 ~2万点程度を出荷できるパワーを有していることから、「EC経由での注文も、EC専用の物流倉庫から出荷するだけではなく、配送先に最も近い店舗に自動的に振り分けられ、大部分は店舗スタッフの手で店舗から出荷してきた」と森山氏は言う。売上は出荷店舗に計上される。
「私たちが目指しているのは、店舗エリアにお住いのお客様に、便利で満足のいく買い物をしてもらうこと。店舗はお客様との接点となる“ターミナル”として稼働している」
一方で「お客様にとっての利便性を高めるために、追加したいサービスや機能は多が、システム開発が追いついていないのが課題」とも話す。ヒマラヤのスマホアプリの今後に注目していきたい。