武蔵浦和店に見るヤオコーの最新MD 健康志向の総菜新シリーズ
ボリュームを求める層や
季節感、トレンドにも対応
総菜売場やインストアベーカリーではほかにも新商品を多く投入している。
おにぎりでは、「幸玄米」シリーズのように健康志向の商品を投入した一方で、ボリュームを訴求する「ローストビーフ焼きおむすび」を新たに販売。特製タレに付け込んだ自社製ローストビーフを使用している。
自社工場で製造する総菜「eat!YAOKO」シリーズでは、季節に応じた商品として、これからの暑い時期に支持されそうな「冷やし中華」(398円)や「なすの和マリネさらだ」(298円)を新たに発売していた。
また、人気が高まるアジアン総菜を提供する「味庵」シリーズからは、「割りパン」と呼ばれる中華風蒸しパンに、ボリューム満点の具材を挟んだ「味庵バーガー」を販売。焼き豚や、ヤンニョムチキン、甘酢メンチかつの3種類を展開している(各1パック 298円)。
インストアベーカリーでは、ランチ需要に対応する商品として、ハンバーガーまたはコッペパンを使用したサンドイッチと、スープをセットにした「ベーカリーコンボ」商品を発売している。開店日は「ケバブ&コーンスープ」「タルタルフィッシュ&ビスク」(各398円)を販売していた。
また、最近ヤオコーがインストアベーカリーで充実させているスイーツでは、夏に向けた商品として「わらび餅」を新たに扱っていた。伊奈店に続いての導入で、好評なことから6月中に全店で販売予定だという。
このように武蔵浦和店では、新しいMDが数多く投入されている。その売場から、消費ニーズをとらえた商品開発力や、旗艦店での成功事例をスピーディに水平展開する実行力といったヤオコーの実力を改めて感じた。