イオン九州が“福岡ジャスコ始まりの地”に再出店！【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、今週1週間（9月4日～9月10日）で新規に確認できた大規模小売店舗立地法（大店立地法）に基づく届出情報は19件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降、各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していく。
今週、新規に確認できた届出は19件。長崎県、鹿児島県が今期初めて届出状況を更新したため、今週は九州エリアの情報が多かった。このうち最も多かったのがコスモス薬品（福岡県）で、5件の新規出店が明らかとなった。長崎県、鹿児島県に2店舗、大分県に1店舗を新規に出店する。同じくドラッグストア企業のクスリのアオキ（石川県）も香川県、徳島県のそれぞれ1店舗出店することが判明した。
節約志向の高まりを追い風に快進撃を続けるディスカウントストアからは、トライアルカンパニー（福岡県）、ダイレックス（佐賀県）の届出が確認できた。トライアルカンパニーは長崎県佐世保市にスーパーセンターを出店、ダイレックスは大阪市大正区、新潟県上越市に新規出店する。
今週の注目はイオン九州（福岡県）だ。長崎県長崎市に「マックスバリュ長崎平和町店（仮称）」、佐世保市に「ランドアーク島瀬ショッピングセンター（仮称）」を開業する。このうち後者は、マンション開発を手掛ける地場企業ランドアークが開発する商業施設一体型の高層マンション内への出店となる。届出上の新設日は2026年3月となっている。
出店地はこの地で約47年営業し2022年に閉店した「イオン佐世保ショッピングセンター」の跡地。同店はイオン九州の前身企業、福岡ジャスコの新規開設1号店（出店時の屋号は「ジャスコ佐世保店」） で、予定通り開業となれば、4年ぶりにこの地に再出店するかたちとなる。イオン九州にとっては縁深い立地ということもあり、渾身の売場づくりがみられるかもしれない。
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