新潟でクスリのアオキ、和歌山ではコスモスの出店が明らかに【今週の大店立地法速報】
DCSオンライン編集部の調べによると、今週1週間(8月28日~9月3日)で新規に確認できた大規模小売店舗立地法(大店立地法)に基づく届出情報は3件だった。経済産業省は2024年3月末に大店立地法の届出状況の公表を終了。以降、各自治体が届出状況を公表している。今週はどのような新情報があったのか。DCSオンライン編集部が独自に収集したデータを確認していく。

今週、新規に届出を確認できたのは3件だった。このうち2件は出店意欲旺盛なドラッグストア企業で、クスリのアオキ(石川県)が新潟県新潟市に「(仮称)クスリのアオキ新津本町店」、コスモス薬品(福岡県)が和歌山県和歌山市に「(仮称)ドラッグコスモス美園店」を出店する。
2025年9月現在、クスリのアオキは新潟県内に85店舗、コスモス薬品は和歌山県内に26店舗をそれぞれ展開している。届出情報にある店舗規模、出店立地を踏まえるとドミナントを埋めるレギュラー店の出店であるとみられる。
クスリのアオキ親会社のクスリのアオキホールディングス(石川県)は今期(26年5月期)を最終年度とする5カ年の中期経営計画「Vision2026」において、売上高5000億円を数値目標として掲げていたが、これを1年前倒しで達成。今期は次の中期経営計画に向けた「準備の1年」と位置づけ、110店舗の出店を計画している。この先もクスリのアオキの出店ラッシュが続きそうだ。
他方、コスモス薬品は2025年7月に開催された決算説明会で、27年5月期に東北進出することを明らかにしている。今期(26年5月期)も約100店舗を新規出店する方針で、引き続き全国各地でコスモス旋風が巻き起こることになりそうだ。
残る1件は、北海道留萌市の「道の駅るもい」。既存の道の駅内に、アウトドア専門チェーンのモンベルが店舗を新設する。地元メディアによると道内最大級の店舗になる予定で、NPO法人留萌観光協会の店舗も入る予定だという。











