煮豆とはどう違う?マルヤナギ小倉屋の蒸し大豆シリーズに“ひき肉”のように使える商品登場
「大豆は体にいい健康食材」というイメージはすっかり定着している。そういう中で、マルヤナギ小倉屋(兵庫県)の「おいしい蒸し豆」シリーズに、新商品が加わった。「おいしい蒸し豆 ひき肉みたいに使える蒸し大豆」でさまざまな料理に使いやすいように多種類のメニューを同時に提案している。伝統食材にこだわる同社の自信作で、北海道の大豆生産農家とも提携し、「大豆の割れ、欠け、皮の破れ」などの規格外も活用する新手法である。
ひき肉みたいに使いやすい蒸し大豆
マルヤナギ小倉屋は業界では「おいしい蒸し豆」シリーズを展開する独自戦略の企業で知られる。事業内容は「豆、昆布、もち麦などの健康価値の高い食材を活かした食品の製造販売」だ。
170年以上の歴史を持つ昆布の老舗「小倉屋」ののれん分けで、1951年に創業した70年以上の老舗の伝統食材を扱う企業である。主には蒸し豆・佃煮・煮豆を扱う企業であり、特に「おいしい蒸し豆」シリーズは同社の看板商品となっており、蒸し豆市場においてマルヤナギ小倉屋は約65%を占めるナンバーワン企業だ。
同社のは「素材・おいしさ・健康をテーマに伝統食材を活かした新しい食の提案に取り組む食育型カンパニー」を目指すこだわり企業である。
この春に新商品として打ち出したのが「おいしい蒸し豆 ひき肉みたいに使える蒸し大豆」(70g、142円税込み)、ミンチタイプでさまざまな料理に使いやすいような商品として新発売された。
この商品の特徴の一つが、北海道の生産農家と連携して生産された大豆である。生産農家の高齢化、大豆の種類によっては手間がかかり生産しにくいということなどの事情もあり、生産農家との協力体制づくりも考慮している。
今回の新商品は規格外の大豆(サイズや割れ、皮めくれなど)も活用している。大豆ミートのように水戻しする手間がなく、商品のパッケージを開けてそのまま使えるので、ひき肉を使うレシピにまぜて手軽に使うことができる。肉と蒸し大豆を1対1の割合で配合することを推奨。作り方はシンプルで、ナチュラルなおいしさの蒸し大豆をヘルシーでたんぱく源として使える。そのまま食べてもおいしいが細かく刻んだり、つぶしたりすると、ひき肉やご飯などに混ぜやすい。