AJSが「AJS スーパーマーケット・フェスティバル2025」開催 約400人が参加

北野 裕子 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

オール日本スーパーマーケット協会(大阪府/田尻一会長:以下、AJS)は、9月2~3日、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で「AJS スーパーマーケット・フェスティバル2025」を開催した。顧客満足度・従業員満足度向上に向けた各企業の施策を紹介するコンテストのほか、「2025年度AJS商品・用度展示会」も開かれた。会員企業や賛助企業など関係者ら約400人が参加し、交流を深めつつ各社の取り組みを相互に学んだ。

「AJS スーパーマーケット・フェスティバル2025」の表彰式の様子。3部門のグランプリ、準グランプリの受賞者と田尻一会長が登壇した=9月3日、神奈川県

さらなる接客力向上をめざし、3部門のコンテストを実施

 AJSは1981年から、食品スーパーの接客力向上を目的とした大会を実施している。2022年まではレジ係が技術を競う「チェッカーコンテスト(05年にチェッカーフェスティバルに改名)」を開催していたが、セルフレジの導入が進んでいることを受けて大会の形式を変更。23年以降は店舗全体の接客力向上をめざす内容に切り替えている。

 25年は大会名や形式をさらにリニューアルし、3部門に分けて開催。「お客様満足向上部門」「従業員意欲向上部門」「個人取組アピール部門」を設け、動画と会場内のプレゼンテーションで競う形式にした。大会には会員企業から計28社が出場。審査は大会に出席した会員企業計36人が行った。

決勝で自社の取り組みを発表する参加者ら=9月3日、パシフィコ横浜

 2日に予選が行われ(個人部門は決勝のみ)、3日の決勝を経て各部門のグランプリが決まった。出場企業は、多くの写真を使ったり、法被を着た従業員がコミカルに説明したりすることで自社の施策をアピール。その結果、「お客様満足向上部門」と「従業員意欲向上部門」は、いずれもセブンスター(愛媛県)がグランプリに決定。「個人取組アピール部門」では、エレナ(長崎県)が優勝した。

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記事執筆者

北野 裕子 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

兵庫県出身。新聞社を経てダイヤモンド・リテイルメディアに入社し、ダイヤモンド・チェーンストア編集部に所属。

趣味は国内の海や湖を巡り、風光明媚な場所を探すこと。おすすめのスポットは滋賀県の余呉湖、山口県の角島大橋。

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