移転オープンした角上魚類 生鮮市場前橋店 「魚も肉も」充実の売場をレポート

松岡 瑛理
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地元で扱いの少ない
牛ホルモンを充実

鮮度にもこだわった 牛ホルモン
鮮度にもこだわった牛ホルモンのコーナー

 同店のなかでもとくに注目したいのが、精肉テナントの「肉処大久保」だ。地元で扱いの少ない牛ホルモンや、地元産の豚にこだわった生肉や総菜を提供する。

 売場ではとりわけ、牛ミックス、牛シマ腸、牛小腸など、トレーに盛られたホルモンが目を引く。もとは高崎店でもホルモンを取り扱っていたが、同店ではさらに種類を増やし、国産牛を中心とした鮮度の高い精肉を取り揃えた。価格も牛ミックスホルモン味付が100gあたり398円、牛シマ腸が同462円とお手頃だ。

 高崎は豚ホルモン発祥の地として知られ、地元の精肉店で売られているのは豚肉が中心だ。

 また、同店から数百メートルほど離れたところにある競合スーパー「ジャパンミート」「ツルヤ」ではホルモンの取り扱いが少ない。これらの要素から、差別化するねらいを込めて、ホルモン、そのなかでも牛ホルモンの販売を強化した。

ホルモン、そのなかでも牛ホルモンの販売を強化した。
ホルモンのなかでも牛ホルモンの販売を強化した

肉の付け合わせ
スパイスも種類豊富

 肉だけではなく、スパイスが充実しているのも特徴だ。精肉の量り売りエリアの上の棚には「にんにく塩」「やみつきガーリック」などの香辛料が所狭しと並ぶ。肉との組み合わせを考えながら選ぶのも一興だ。

スパイスが充実している
精肉売場では、スパイスも充実させている

 豚肉で力を入れているのが、地元・赤城産の豚だ。焼き肉用のバラやトントロ、ロース、モモなどを幅広く取り扱う。

 旧店舗の利用客からの要望に応じる形で、メンチカツ、チキンカツ、手羽先揚げなど、精肉の総菜スペースも拡充した。赤城豚を使用した「手付け豚ロースかつ丼」は1つ399円。たれがしみ込んだ衣に肉厚の肉が詰まり、ボリューム満点だ。

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