KSP-POS マーケットトレンドレポート「片栗粉」
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*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
粉類
粉類はほとんどの細分類で平均価格が上がっている。そんな中、片栗粉やきな粉、米粉など売上が好調な細分類が目立つ。特に片栗粉は2023年秋以降平均価格が140円を超え、直近1年で10円近く価格が上がっている中で、金額、数量共に11カ月連続で前年プラス推移。金額前年比で見ると、2桁アップが続いている。
▲KSP-POS 食品SM(全国、2022年1月~2024年8月)
▲KSP-POS 食品SM(全国、2023年9月~2024年8月)
片栗粉
2024年9月3日、NHK「あさイチ」では「ツイQ楽ワザ ヘルシーに美味しく!粉ものレボリューション」を放送。片栗粉を使ったレシピが紹介された。SNSでは、番組で紹介された片栗粉ヘルシーレシピを考案したインフルエンサーが放送以前から人気のようだ。
片栗粉の状況を容量別に見てみると、ほとんどの容量で前年よりも平均価格が高くなっているが、200gはほぼ変わっていない。200gはシェアが拡大し、売上が大きく伸長している。(一部220g→200gに容量変更した商品もあり)
前年比を見ると、220gマイナス→200gプラス、300gマイナス→250gプラス、450gマイナス→500gプラスとなっており、それぞれの容量帯でワンサイズ小さい容量にシフトしている様子がうかがえる。
200gよりも小さいサイズの商品は「日清製粉ウェルナ 水溶きいらずのとろみ上手」など、付加価値のある商品が含まれており、高めの価格。
▲KSP-POS 食品SM(全国、前期:2023年8月、当期:2024年8月)
メーカー別では上位10メーカーが占める金額は全体の60%強。ほとんどのメーカーは店頭取扱アイテム数が1未満で、店頭によってそれぞれ品揃えが異なっている状況である事がわかる。多くのメーカーで前年比プラス。
▲KSP-POS 食品SM(全国、前期:2023年8月、当期:2024年8月)
ほとんどの商品で金額、数量共に前年プラス。数量/店の好調が要因である商品が多い。上位20商品のうち販売店率が20%を超えているのは1商品、10%を超えているのは5商品。ほとんどの商品は販売店率10%未満。
▲KSP-POS 食品SM(全国、2024年8月)
*KSP-POSの平均価格、金額は全て税抜です。
<調査概要>
POSデータ:KSP-POS 月次データ
期間:月次2022年1月~2024年8月
地域/店舗数:全国 食品スーパー764店舗
*KSP-POSは全国約1060店舗の食品スーパーから収集した販売情報データベースです。
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