KSP-POS マーケットトレンドレポート「酒類 業態比較」
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*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
酒類 業態比較
直近2024年2月の酒類の売上を食品スーパーとドラッグストアで比較してみると、ドラッグストアの方が金額PI、数量PI共に大きい値となっている。前年比は食品スーパー、ドラッグストア共に前年マイナス。平均価格は食品スーパーでは前年比102%とプラスだが、ドラッグストアではほぼ前年並み。またドラッグストアの方が平均価格が8.1円高い。
▲KSP-POS 食品SM&DgS(全国、2024年2月)
小分類別に比較すると、清酒、ビール、果実酒などは食品SMの方がPI値が高い。反対に焼酎、発泡酒、ウイスキー、チューハイ、第3のビールなどはドラッグストアの方がPI値が高い。
▲KSP-POS 食品SM&DgS(全国、2024年2月)
小分類別 業態比較
PI値が大きいビール、第3のビール、チューハイに絞って、食品スーパーとドラッグストアの各項目の状況を比較してみる。
メーカーシェアでは、いずれの分類もサントリーは食品スーパーよりもドラッグストアでのシェアの方が大きい。反対にサッポロビールは食品スーパーでのシェアの方が大きい。また、ドラッグストアの方がアイテム数、店頭取扱アイテム数が少ない為、主要メーカー以外の「他」のシェアが小さい結果となっている。
▲KSP-POS 食品SM&DgS(全国、2024年2月)
新商品の状況を見てみると、ビールと第3のビールの店頭取扱アイテム数は、食品スーパーの方が新商品の実数自体は多いが、シェアではドラッグストアとほぼ同じ。新商品の金額シェアは、ビールとチューハイは食品スーパーの方が大きいが、第3のビールではドラッグストアの方が大きい。
▲KSP-POS 食品SM&DgS(全国、2024年2月)2023年9月以降に出現した商品を新商品として集計
アイテムランキングを見ると、ドラッグストアの方が上位商品の金額シェアが大きい。ドラッグストアは食品スーパーに比べると店頭取扱アイテム数が少なく、決まった商品を買っている様子が推察できる。
▲KSP-POS 食品SM&DgS(全国、2024年2月)
*KSP-POSの平均価格、金額は全て税抜です。
<調査概要>
POSデータ:KSP-POS 月次データ
期間:月次2024年2月
地域 /店舗数:全国 食品スーパー1054店舗 ドラッグストア400店舗
*KSP-POSは全国約1050店舗の食品スーパーから収集した販売情報データベースです。
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