SMBCグループのセディナとTrue Dataは業務提携し、メーカーや流通小売企業等を対象に、生活者の商品購買情報とクレジットカード情報を掛け合わせたビッグデータを活用したデータマーケティングサービスの提供を開始した。
少子高齢化による消費の伸び悩みや消費者の購買行動の変化、業態を超えた競争激化などによって、流通小売業はこれらの環境変化への対応が迫られている。そうした中で、生活者の趣向やニーズを把握するための商品購買情報等のビッグデータ活用の重要性が増大している。
このような背景から、多くの流通小売企業と提携クレジットカードを発行しているセディナと、生活者の商品購買情報(以下「ID-POS情報」)の分析・コンサルティング事業を手掛けるTrue Dataは、両社の保有するデータ・ノウハウを活用し、生活者の購買行動の見える化を目的とする分析支援や市場調査、送客等のデータマーケティングサービスを提供していく。
今後、 両社協業を活かして 提携先・加盟店の自社情報と、カード会員属性・利用情報、ID-POSの分析情報を掛け合わせ、データマーケティングノウハウを使って、これまで自社で保有する情報だけでは掴みきれなかった生活者のニーズを見える化し、商品戦略、エリア・店舗戦略、販売戦略に活かせるデータマーケティングサービスを提供していくほか、データ分析による課題発見から、施策展開、店舗送客までのデータマーケティングに関わる一連の業務をワンストップで支援していく。
クレジットカード会社が、国内最大規模の ID-POS情報を持つデータマーケティング会社と協業し、第三者に対してサービスを提供する国内初の取組みとなる。今後は、既存の取引先や新たにメーカーや流通小売企業、自治体、金融機関等、幅広くサービスを提供していく予定。