【東芝テック】小型高性能、サイネージ機能もついたマルチターミナル開発
東芝テック(本社東京/鈴木護社長)は3月、コンパクトな本来にタッチスクリーンとプリンタ機能を内蔵し、独立してレジが行えるマルチターミナル「MP-80」を開発、3月6日から開催していた「リテールテックジャパン2012」内で初披露した。
タブレットPCのようなフラット画面を持つ8.4型パネルを備えているのが大きな特徴で、普段はタッチ式パネルとしてレジ打ちに使用し、使わないときにはパネルが立ち上がり、ディスプレイとして使用できる。
一台で、レジ打ち、ポイントカード・非接触式ICカード読み取り、レシートのプリントアウト、ネットワーク対応の各機能を備え、独立レジとしてもネットワークレジとしても使用可能。その上、幅242mm×奥行き225mmのコンパクト設計で、ファンの音がしないファンレス設計なので、音が静かで、空気を吸い込まないといった特性を持つことから、屋内でも野外でも置き場所を選ばず使える。
テナントの持ち込み端末、野外イベントでの独立レジとしての使用を想定しているほか、立ち上るスモークのために通常のレジでは壊れやすいことから、レジを置きにくい厨房などでも使用可能だ。現在はまだ試作機の段階で、8月発売を予定している。
マルチターミナル「MP-80」