明治が5年かけて開発 「生チョコみたいなのに常温保存できる」新食感チョコの正体

「生のときしっとりミルク」は「生ねり製法」で生み出された板チョコレートと生チョコレートの間となる新領域の菓子だ。食べ始めはしっとりやわらかな生食感で、口の中では徐々にミルクとカカオの芳醇な香り立ちを感じ、その後、濃厚な味わいが口の中に広がって満足感を覚えつつ、最後は、後味に甘さを残さないキレのよさが楽しめる。
メーンターゲットは、オンタイムの休憩時などちょっとしたご褒美にしっかりとした味わいのチョコレートを求める30・40代。パッケージでは「生ねり製法」や「時間」を表現したシズルと共に生食感を想起させるロゴと優しい色味を採用している。
コミュニケーションは俳優の新垣結衣さんを起用。「新しすぎてチョコレートとは呼べない」という印象的なキャッチコピーと共に、同品ならではのやわらかな「新食感」や「味の余韻」をゆったりとした時間で表現している。
「生チョコのような」「今までにない食感」
「生のときしっとりミルク」は発売と同時にSNS等で話題となり、各店舗で売り切れが続出。予測を大きく上回る想定の倍以上の販売を記録し、6月初週には生産在庫の完全出荷に至った。ユーザーからは「生チョコのような感覚でおいしい」「カカオが効いているのか、コクがある」「今までにないしっとりとした食感」と味覚への評価が非常に高かった。
また、4枚入りで300円前後という付加価値型の商品でありながら、ID-POS分析では10・20代の若年層ユーザーも多く獲得しており、今までにない食感と共に、印象的なキャッチコピーやコミュニケーションが幅広い年代のユーザーに刺さったと分析している。
予想を上回る好調な売れ行きを記録したことを受け、明治は生産体制を整えて10月7日より販売エリアを関東甲信越から、中部、関西エリアまで拡大し、数量限定にて発売する。
発売のタイミングに合わせ、テレビCMをはじめWEB、SNS、雑誌、交通広告など、各種プロモーションを展開するほか、店頭向けにCMと連動した販促ツールも準備している。
明治では今後も「生ねり製法」を活用した商品開発に注力し、チョコレートのおいしさ・楽しさの世界を広げていきたいとしている。








