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7─9月期の世界貿易予測指数、前期から低下=WTO

7─9月期の世界貿易予測指数
8月15日、世界貿易機関(WTO)が発表した2019年7─9月期の世界貿易予測指数は95.7だった。前期(4─6月期)の96.3から低下し、モノの貿易が第3・四半期にも弱含む可能性が示された。2018年撮影(2019年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 15日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)が15日発表した2019年7─9月期の世界貿易予測指数は95.7だった。前期(4─6月期)の96.3から低下し、モノの貿易が第3・四半期にも弱含む可能性が示された。指数は、自動車生産・販売など7項目から算出する。基準値の100を上回れば、貿易の拡大、下回れば縮小傾向を示す。

WTOは7月に公表した年央報告書に言及し、これまでにない新たな制約により、貿易の流れに影響が出ていると指摘。「高い貿易障壁と先行き不透明感につながる通商摩擦は、今後の貿易の伸びへのかなりの下振れリスクとなる」と説明した。

構成指数全てでトレンドを下回る貿易の伸びが示された。

国際航空貨物と電子部品の指数は共に、前回の水準を大きく下回った。一方、自動車生産・販売と農業原材料の指数は底入れしたとみられる。