しまむら 2024年2月期連結業績で売上高・営業利益高で過去最高を更新
2025年2月期の業績予想と経営方針
2025年2月期では、売上高前期比3.9%増、営業利益1.9%の増の計画を見込んでいる。
人件費部分も昨期からの賃上げにより人材不足や離職に効果がみられたことからも、25年も増加予定。既存店の改装や修繕、販売レジの導入による費用も含め、販管費も前期比で4.8%増加予定。
鈴木社長は「今後も、『当たり前』の考え方を改め、商品力・販売力・基礎と基盤の3つを強化していく」と述べた。
基礎と基盤の強化についても、カントリーリスクを見越した生産国の見直し、やサプライチェーンの再構築に取り組む。具体的には、工場のASEAN比率を高めることや、国内の物流拠点の移築を推し進める。
中期経営計画について
2027年2月期までの中期経営計画では、営業利益高660億円、ROE8%程度を目指すことを掲げている。成長戦略の軸となるのは、自社ブランド強化・デジタル化の推進・出店の加速の3つである。その中でも、今後の行動項目としては以下のものが挙げられた。
- 自社開発ブランド商品とサプライヤーとの共同開発ブランド商品の更なる強化
- デジタル販促の推進とデジタル化への対応
- 都市部を中心とした新規出店の加速
- 既存店の改装推進
- 安定した配当の実施と成長投資のための財務基盤の確保
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