ヤオコーが発表した2021年4〜6月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比1.2%増の1315億円、営業利益が2.3%減の81億円、純利益が3.7%減の54億円だった。
新型コロナにより前年同期は内食需要が急増していたため、その反動が出た。前年同期は営業利益が60.1%増の83億円と大きく伸びていた。
既存店売上高は2.2%減だった。客数は3.3%増えたが、まとめ買いが減ったことで客単価が5.4%減少した。
4月から5月にかけて「三浦初声店」(神奈川県三浦市)、「八千代緑が丘店」(千葉県八千代市)、「府中フォーリス店」(東京都府中市)の3店舗を新設した効果で、営業収益は微増を確保したが、チラシによる販促費や人件費などが増えて減益となった。
22年3月期通期の連結業績も、営業収益が0.1%増の5086億円、営業利益が0.7%減の223億円、純利益が2.7%減の142億円と増収減益となる見通し。業績予想は変更していない。