日本チェーンストア協会が発表した加盟56社の5月の売上高は、既存店ベースで前年同月比2.9%増だった。4月の6.0%増から伸び率は鈍化したが、3カ月連続で前年実績を上回った。
主力の食料品は0.5%増と4カ月ぶりのプラスとなった。前年に内食需要が大きく伸びた反動でマイナスが続いていたが、総菜が15.5%増と好調だった。水産品も1.8%のプラスだったが、農産品(3.8%減)と畜産品(3.7%減)、加工食品などその他食品(0.6%減)はマイナスだった。
衣料品と住関品は前年に大幅に落ち込んでいた反動でプラスとなった。衣料品は9.7%増で、紳士衣料(12.7%増)と婦人衣料(15.5%増)が2ケタの伸びを示した。7.4%増となった住関品は、家電製品が23.9%増と好調だった一方で、医薬・化粧品は5.0%減少した。