全国スーパー、3月の既存店売上高は1.3%増、食品スーパーは4.1%減
日本チェーンストア協会が発表した加盟56社の3月の売上高は、既存店ベースで前年同月比1.3%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。
昨年3月は外出自粛要請や休校による内食需要の急増があり、その反動で食料品は0.8%減となったものの、衣料品は反動増で6.7%のプラス、住関品も5.9%のプラスとなった。
食料品では畜産品が4.2%減、加工食品などその他食品が3.6%減と苦戦する一方、農産品は1.0%増、水産品も3.0%増とプラスを維持、総菜が9.6%増と好調だった。衣料品はカジュアル衣料を中心に春物の一部の売れ行きがよかった。住関品では家電が26.8%増と大きく伸びた。
また、全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の3月の売上高は、前年のコロナ特需の反動もあり、既存店ベースで4.1%減と2カ月連続のマイナスだった。総菜が3.4%増となったものの、生鮮3部門が2.5%減、日配が4.6%減、一般食品が8.2%減となるなど食品合計では4.0%の落ち込みだった。