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全国スーパー、8月の既存店は3.3%増収、食品が好調

千葉の食品スーパー
9月25日、日本チェーンストア協会が発表した8月の全国スーパーマーケット総販売額(56社、1万0855店)は、店舗調整後で前年比3.3%増の1兆1201億円となった。写真は千葉で5月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の8月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.3%増となり、4カ月連続で前年実績を上回った。新型コロナウイルスの影響による在宅勤務などで内食需要が引き続き好調で、4カ月連続のプラスとなった。

 食料品は農産品の相場高もあって、6.8%のプラスだった。部門別では、農産品が17.6%増、畜産品が10.6%増、水産品が11.0%増と生鮮3部門がそろって2ケタのプラス。総菜は0.7%増、その他食品は3.9%増だった。

 巣ごもり需要で住関品も2.0%増とまずまずの動きだった。日用雑貨品が2.5%増、家具・インテリアが7.9%増となる一方、医薬・化粧品は1.5%減、家電製品は4.9%減と苦戦した。

 衣料品は16.3%減と前月(13.4%減)よりも落ち込み幅が広がった。外出自粛やイベント中止などの影響を強く受けた。