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全国スーパー、7月の既存店は7.1%の減収、全店ベースでも10.9%減

渋谷、雨の様子

 日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の7月の売上高は、既存店ベースで前年同月比7.1%減だった。7月は長雨が続き日照時間が少なかったことから、売り上げが大幅に落ち込んだ。既存店売上高の前年割れは4ヵ月連続。全店ベースでの売上高は10.9%減と2ケタの減少となった(総売場面積は2.4%減)。

 商品部門別の既存店売上高は、主力の食料品が5.3%減。衣料品は16.2%減、住居関連品は7.3%減だった。

 主な企業別の既存店売上高は、イオンリテールが6.0%減、イズミが5.5%減で共に3ヵ月ぶりのマイナス、イトーヨーカ堂が9.9%減で4ヵ月連続のマイナスだった。

 一方、日本スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の7月の既存店売上高(速報値)は4.2%減で、9ヵ月連続のマイナスだった。商品部門別では、生鮮3部門が3.5%減、総菜が1.5%減、日配が5.0%減、一般食品が4.9%減、非食品が6.0%減だった。

 主な企業別では、アークスが3.9%減で3ヵ月ぶりのマイナス、ヨークベニマルは4.8%減で10ヵ月連続のマイナス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが4.8%減で9ヵ月連続のマイナス、ヤオコーが2.8%減で5ヵ月ぶりのマイナス、バローが4.8%減で3ヵ月ぶりのマイナスだった。

主な総合スーパー、食品スーパーの売上高(2019年7月)

前年同月比(%)、▲はマイナス

企業名 全店 既存店
イオンリテール ▲5.7 ▲6.0
イトーヨーカ堂 ▲10.6 ▲9.9
イズミ 0.5 ▲5.5
アークス ▲3.4 ▲3.9
ヨークベニマル ▲3.4 ▲4.8
U.S.M.H ▲4.2 ▲4.8
ヤオコー 0.3 ▲2.8
バロー ▲2.7 ▲4.8