日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟56社)の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.5%減だった。天候不順の影響などで、3ヵ月連続で前年実績を下回った。
商品部門別では、農産品の相場安が続いていることなどから主力の食料品が0.2%減。衣料品は4.3%減、住居関連品は0.7%減といずれもマイナスだった。
主な企業別の既存店売上高は、イオンリテールが1.3%増、イズミが2.8%増で共に2ヵ月連続のプラス、イトーヨーカ堂が1.3%減で3ヵ月連続のマイナスだった。
一方、日本スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の6月の既存店売上高(速報値)は0.1%減で、8ヵ月連続のマイナスだった。商品部門別では、生鮮3部門が0.3%増、総菜が0.9%増、日配が0.2%増と前年実績を上回ったが、一般食品が0.9%減、非食品が1.6%減と振るわなかった。
主な企業別では、アークスが0.7%増で2カ月連続のプラス、ヨークベニマルは1.4%減で9ヵ月連続のマイナス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが0.9%減で8ヵ月連続のマイナス、ヤオコーが1.9%増で4ヵ月連続のプラス、バローが0.6%増で2ヵ月連続のプラスだった。
主な総合スーパー、食品スーパーの売上高(2019年6月)
前年同月比(%)、▲はマイナス
企業名 | 全店 | 既存店 |
---|---|---|
イオンリテール | 1.4 | 1.3 |
イトーヨーカ堂 | ▲1.8 | ▲1.3 |
イズミ | 7 | 2.8 |
アークス | 1.3 | 0.7 |
ヨークベニマル | ▲0.2 | ▲1.4 |
U.S.M.H | ▲0.5 | ▲0.9 |
ヤオコー | 5.5 | 1.9 |
バロー | 2.9 | 0.6 |
U.S.M.Hはユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの略